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きっかけ
未就学児の子どものお絵描き用の紙が、気づけばすぐになくなってしまう。皆さんも同じような経験をされたことはあるのではないでしょうか?
もっと大きな絵を自由に書かせてやりたいと思ったのが、そもそものきっかけです。
お絵描き専用の場所があれば、子どもも満足するんじゃないかと思い、探し始めました。
そこで目に留まったのが、壁に貼るタイプのホワイトボードシートでした。
何を選んだか
シートタイプの中でいくつか見比べて、今回の「二一優品」のマグネット対応シートに決めました。
正直に言うと、何を基準に他と比べたのか細かい部分はあまり覚えていません(笑)。ただ、決め手になったのはサイズの大きさだったと思います。
スペックの要点
サイズは90×120cm。壁一面とまではいきませんが、家族みんなで囲んでも余裕がある広さです。
マグネット対応なので、磁石が普通にくっつきます。プリントを貼ったり、マグネットピンで紙を留めたりが自然にできるのがありがたいところです。
届いた箱には水性マーカー、イレーザー、マグネットピン、ペンケースが一式そろっていて、届いたその日から使い始められました。
同じくらいのサイズ感で、壁掛けの板タイプのホワイトボードも売られていますが、価格帯はけっこう違います。

実際に使ってみて

使い始めてみると、思っていたより自由度が高くて驚きました。とにかく大きいので、子どもが好きなだけ絵を描いても、、、まだまだ余白が残るくらいです。
取り付けも簡単でした。壁に貼るだけで、特別な工具もいりません。
使う頻度は週に数回くらい。最初は子どものお絵描き用のつもりだったのですが、気づけば家族みんなで見る予定表のような存在になっていました。
子ども達と一緒に夏休みの旅行の計画を立てるときにも、このボードを使いました。大きく書けるので、家族で見ながら話し合いやすいと感じています。
そして、子どもに勉強を教えるときも本当に良い。
今まではチラシの裏紙などに「ここがこうなって、こうなるでしょ。それで…」といった具合に書いて解説するんですが、A4サイズであっても、文字が小さくなってしまいがち、、、書き直すと汚くなってしまい、余計にわかりづらくなってしまうことも、、、
それが、ホワイトボードだと、、、大きく書ける!
シンプルですが、これが本当にラクなんです。子どもにも板書させるにしても、思いっきり間違えている部分がわかりますし、子どもも間違いを恐れずに書きやすいんです。
そして、使ってて気付いたのは、「子どもの目線がわかる」ということ。
まるで、学校の先生ですが、ホワイトボードだと、「ここがこうなって、こうなるでしょ。それで…」と解説している際にも、子どもの表情を見ながらできるんです。
それによって、「全然聞いてない」とか「目線があっち方向に向いている」とか「全然興味なさそう」とかわかるわけです。
これが机の上の紙だと二人とも目線は紙にいきがちなので、子どもの表情や目線まで把握しにくいんですよね。
この部分は盲点でしたが、「子どもと向き合うことができる」というのもホワイトボードの大きな魅力の一つだと感じました。
そして、現在使用し始めて半年以上が経過していますが、粘着力は一切落ちていません。
そして、あくまで壁に貼るシートなので、場所を取らないというのも大きな魅力です。これが本物のキャスター付きのホワイトボードだと邪魔になりそうですもんね(^^;
▼私が買ったのはこちらです

不満・欠点・人を選ぶ点
ここからは正直に欠点も書いておきます。
いちばん困っているのは、マジックを消したときの消しカスです。粉のようなものが床やテーブルに散らばって、、、掃除の手間が地味にストレスです(^^;
もうひとつは、下の子(まだ未就学児です)が枠からはみ出して壁や床にまで落書きしてしまう問題です。目を離したすきに、、、というのはうちだけではないと思います。
これが気になる場合は、下地として透明の壁紙保護フィルムを先に貼っておくのがおすすめです。うちも最初はこのタイプの保護フィルムだけを試しました。
▼下地に使った壁紙保護シートはこちらです

ただ、この保護フィルム単体だとマジックがうまく消えず、ホワイトボードとしては全然ダメでした。壁は守れても、これでは意味がありません。
うちは持ち家なので、汚れてもいいやと思って、すでにフィルムは剝がしてしまいましたが、賃貸の方などはこの保護フィルムの上からホワイトボードを貼るといいかもしれません。
保護フィルム自体は静電気の力で貼れるので、剥がす時に下の壁紙を傷つける可能性は全くありません。
リビング学習・ホワイトボードは科学的にも理にかなっている?
少し話がそれますが、大きく書けるボードと学習の関係について調べてみたことも書いておきます。
学習科学の分野では、手書きでノートを取った学生の方が、パソコンで打った学生よりも、内容の理解を問う設問の成績が良かった、という実験結果があります(Mueller & Oppenheimer, 2014)。ただし2019年の追試研究では、効果はごく小さく、はっきりしたものではなかったとも報告されています。
このほかにも、学んだ内容を思い出す練習をすると、読み返すだけの学習より記憶の定着が良かったという研究や、覚えておきたいことを書き出しておくと記憶の負担が軽くなる、という研究もあるようです。特に覚える項目数が多く負荷が高い場面ほど、この効果がはっきり出たという報告もあります。なぜ書き出すと楽になるのか、についてはワーキングメモリが空間的な位置関係に頼って情報を保持しているから、という理論もあるようです。
親の関わり方についての研究もいくつかあります。37万8千人規模のメタ分析によると、子どもの宿題への関わり方を「自律性支援(ヒントを与えて子どものペースを尊重する関わり方)」と「統制(答えを教えすぎたり、プレッシャーをかけたりする関わり方)」に分けて調べた場合、自律性支援的な関わり方の方が学業成績と良い関連を示した、という報告があります。ある文献レビューでは、子どもがボードに書きながら考えを発表し、親がそれを聞く側に回るという形が、この自律性支援的な関わり方につながりやすいのではないか、という考察も紹介されていました(思い返せば、うちで旅行の計画を立てたときも、大きく書いて家族みんなで見ながら話し合っていました)。
また、覚えたことをそのまま「書き写す」よりも、「絵や図として描く」方が、その後の記憶の再生成績が良かった、という「描画効果」と呼ばれる研究もあります。これは健常な若い世代を対象にした実験での結果のようです。
学習場所については、学研教育総合研究所の調査で、小学生の学習場所は「リビング・ダイニング」が最も多く、低学年(1・2年生)で82.0%、6年生でも59.0%にのぼるという結果が出ています(こちらは学術研究ではなく、教育関連企業による調査です)。
こうした知見を踏まえると、リビングに大きく書き込めるスペースを用意しやすいというのは、ホワイトボードシートの地味な利点のひとつかもしれません。これを使えば学習効果が上がる、という話ではもちろんありませんが(^^;
誰に勧めるか/勧めないか
家族で予定を共有したい家庭や、教育目的で大きく書けるスペースが欲しい家庭には、素直におすすめできます。私は今使用しているシートがボロボロになってしまったら絶対にまた買いますし、人にも自信を持っておススメできます。むしろもっと大きいシートに変えたいぐらい。
一方で、未就学児がそばにいて目を離す時間がある家庭は、はみ出し対策(下地フィルム)をセットで考えておいたほうが安心です。準備なしだと壁や床の汚れが気になる場面が出てくると思います。
消しカスの掃除がどうしても苦手、、、という人にとっては、地味に付き合いにくいポイントになるかもしれません。
まとめ
もともとは子どものお絵描き用に買っただけなのに、気づけば家族会議や旅行の計画作成にまで使い道が広がっていました。使ってみるまで、ここまで便利になるとは思っていませんでした。
消しカスと下の子のはみ出し落書き、この2つの欠点は正直なところ完全には解決していません。それでも、対策をしながら付き合っていけば十分に元は取れると感じています。
何より大きなボードにいつでも自由に書ける、というのはシンプルですが、本当に魅力的なことだと改めて思いました。


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